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【店舗関係者必見‼】店舗の内装仕上げを左官で行いと際の注意点について‼左官の仕上げの種類や特徴、その魅力について解説

新たに店舗の内装を考える際、デザインや素材選びはとても重要な決断です。特に、店舗の雰囲気や顧客の体験に直結する内装仕上げは、慎重に選びたいポイントの一つ。しかし、どの仕上げ方法が自分の店舗に最適なのか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?


本記事では、そんな方々に向けて「左官仕上げ」について詳しく解説していきます。昔から伝わる技術と現代の店舗デザインにぴったりな左官仕上げ。その基礎知識から、具体的なメリット・デメリット、使われる素材の特徴、さらには成功するためのポイントまで、幅広くご紹介します。


<目次>

・左官仕上げとは?

・左官仕上げのメリット

・左官仕上げの注意点

・左官仕上げの種類と特徴

・成功する左官仕上げのポイント

・まとめ


■左官仕上げとは?

・左官仕上げの基礎知識

左官仕上げという言葉、耳にしたことはありますか?左官仕上げは、建築やリフォームにおいて壁や床の仕上げ作業を指し、専門の職人がコテを使って行う独特の工法です。一般的な外壁塗装がローラーで平らに塗り広げるのに対し、左官仕上げは模様をつけたり質感を出したりすることが特徴です。このため、他の仕上げ方法にはない独特の美しさと個性を持つ内装が仕上がります。


左官仕上げには、様々な素材が使われます。例えば、モルタル、漆喰、珪藻土などです。それぞれの素材が持つ特性を活かして、外壁や内装の仕上げに適用されます。特に珪藻土や漆喰は、吸湿性や防火性などの機能性が高く、近年再評価されています。


・伝統と現代の融合

左官仕上げは、日本の伝統的な建築手法の一つとして長い歴史を持っています。神社や寺院、古民家などに使われていることも多く、その歴史的価値も見逃せません。しかし、左官仕上げの魅力は伝統的な美しさだけではありません。その伝統技術が現代のデザインに応用され、新しい可能性を開いているのです。


現代の店舗デザインにおいても、左官仕上げの独自のテクスチャーや模様は視覚的に大きなインパクトを与えます。また、素材の特性を生かすことで、環境に優しく、健康的な空間を作り出すことができます。例えば、珪藻土を使用することで、湿度調整が可能な快適な空間を実現できますし、漆喰は抗菌作用があり、店舗の衛生面でもメリットがあります。


このように、左官仕上げは伝統的な技術を現代のニーズに合った形で取り入れることで、単なる装飾ではない、機能性と美しさを兼ね備えた空間作りを可能にしているのです。新たに店舗の内装を考える方々にとって、この左官仕上げは大変魅力的な選択肢となるでしょう。


■左官仕上げのメリット

・見た目も機能も最高

-多彩なデザイン性

左官仕上げの最大の魅力はなんと言ってもその多彩なデザイン性です。左官職人がコテや刷毛を使って手作業で仕上げるため、同じパターンは二つとないオリジナルな壁面が出来上がります。例えば、お店のロゴやテーマに合わせたユニークなパターンを作り出したり、自然な風合いを持つデザインに仕上げたりすることが可能です。また、模様の大きさや形、質感も自由自在に調整できるため、店舗のコンセプトや雰囲気にぴったり合った内装が実現します。


-吸放湿性と快適な空間作り

左官材として使用されることの多い珪藻土や漆喰には、優れた吸放湿性があります。珪藻土は小さな穴が無数に空いており、湿気を吸ったり放出したりすることで室内の湿度を適切に保ちます。これにより、ムシムシする夏場でもサラッとした空気が維持され、逆に乾燥しがちな冬場には適度な湿度を保つことができます。お客様が快適に過ごせる空間作りに大いに役立つと言えるでしょう。


-健康に優しいシックハウス対策

左官仕上げに使用される自然素材の多くには、ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質を吸収・分解する効果があります。特に珪藻土や漆喰はシックハウス症候群の原因物質を減少させる働きがあり、アレルギーやアトピーの予防にも期待が持てます。安全で健康的な環境を提供することは、特に飲食店や美容院など、お客様の健康を気遣う必要がある店舗にとって重要なポイントです。


・店舗運営に役立つポイント

-防火性で安心

防火性に優れた左官仕上げは、住宅密集地や防火対策が求められるエリアに適しています。モルタルや漆喰、珪藻土などは不燃性の素材であり、炎を広げにくい特性を持っています。これにより、万が一の火災時でも隣接する建物への延焼を防ぐ効果が期待できます。安全性が高いことは、お客様やスタッフの安心にも繋がります。


-吸音性で静かな空間

左官材の一部には吸音性が高いものもあり、騒音の軽減に役立ちます。例えば、多くの音が反響しやすい店内でも、左官仕上げを施すことで音を柔らかく吸収し、静かな雰囲気を保つことができます。カフェやレストランなど、落ち着いた環境を提供したいお店には特におすすめです。

これらのメリットを理解し、上手に活用することで、店舗の内装をより魅力的で機能的に仕上げることができます。


■.左官仕上げの注意点

左官仕上げには多くの魅力がありますが、いくつかの注意点も知っておく必要があります。ここでは、工期とコスト、そして職人の選び方について詳しくご紹介します。


・工期とコスト

-工期が長くなる理由

左官仕上げは手作業で行われるため、どうしても工期が長くなりがちです。まず、下地作りから始まり、何層もの塗り重ねが必要となります。それぞれの層が乾燥するまでの時間も考慮すると、全体で数週間から数ヶ月かかることも珍しくありません。

だからこそ、唯一無二の質感や店舗の特徴を出すことが出来ます。


また季節や天候によって乾燥時間が変わるため、計画に柔軟性を持たせることが重要です。スケジュールに余裕を持って計画することが、成功の鍵となります。

左官を検討するときは予算も余裕を見積もることをおススメいたします。


-コストパフォーマンスの考え方

左官仕上げのコストは、材料費、手間賃、時間などが影響します。他の仕上げ方法に比べて高額になる傾向がありますが、その分、デザインの自由度や機能性が高く、長期的なメンテナンスコストを抑えられる場合もあります。例えば、吸湿性が高い素材を選ぶことで、エアコンの消費電力を節約できることもあります。コスト面では初期投資が大きく感じられるかもしれませんが、長い目で見た時の効果を考慮することが大切です。


・職人の選び方

-技術の差が結果に影響

左官仕上げは職人の技術によって仕上がりが大きく左右されます。経験豊富な職人が手掛けると、細部まで美しく仕上がりますが、経験の浅い職人だと、仕上がりにムラが出ることがあり得ます。そのため、職人の選び方は非常に重要です。信頼できる業者や実績のある職人を選ぶことで、満足のいく仕上がりを実現できます。実績や評判を確認し、施工例を見ることも有効です。


-信頼できる職人の探し方

良い職人を見つけるためには、まず信頼できる工務店やリフォーム会社に相談するのが一つの方法です。また、口コミや紹介も有効です。実際に施工された店舗を見学し、仕上がりを確認することもおすすめです。さらに、事前にしっかりとした打ち合わせを行い、イメージや要望を伝えることで、職人とのコミュニケーションがスムーズになります。

これらの注意点を押さえた上で計画を進めることで、より良い左官仕上げを実現し、店舗の内装を理想的なものにすることができます。次は、左官仕上げの具体的な種類と特徴について見ていきましょう。


■左官仕上げの種類と特徴

・デザインバリエーション

-コテ波とハケ引き

左官仕上げのデザインバリエーションは豊富で、職人の技術とセンスが光ります。まず、「コテ波」と呼ばれるデザインは、コテで塗った跡をあえて残し、波のような模様を作り出す手法です。コテ波はシンプルながらも動きがあり、壁面に独自の表情を与えるため、どんな店舗の内装にも合わせやすいです。


次に「ハケ引き」は、刷毛を使って横縞模様をつけるデザインです。刷毛の硬さや目の粗さを変えることで、縞の太さやテクスチャーの違いを楽しめます。ハケ引きはモダンな雰囲気を演出するのに適しており、特にシンプルで清潔感のある空間づくりにぴったりです。


-おうぎとスタッコ

「おうぎ」は、コテで半円を描きながら模様をつける手法です。扇形の模様が連続して並ぶことで、和風の落ち着いた雰囲気や趣のある空間を作り出します。等間隔に均一な模様をつける技術が求められるため、職人の技術力が重要です。和風のお店やシックな内装にしたい店舗には、このおうぎ仕上げが最適です。


一方、ヨーロッパの建築でよく見られる「スタッコ」は、コテで凹凸のある粗いテクスチャーをつけるデザインです。スタッコのざらざらとした質感は、ナチュラルでどこか温かみのある雰囲気を醸し出します。カフェや雑貨店など、リラックスした空間を提供したい店舗におすすめです。


・壁材の違いと選び方

-土壁

土壁は、土をベースに藁や砂を混ぜ込んだ自然素材の壁です。温かみがあり、素朴な雰囲気が特徴です。土壁のメリットは調湿性が

高いことで、日本の気候に非常によく合います。かつてはお城や蔵などでも広く使われていましたが、現代でもその機能性は見直されています。


-モルタル

モルタルは、セメントと砂と水を混ぜて作る壁材です。防火性に優れており、昭和の後期には多くの住宅で用いられました。モルタルの利点は、施工が比較的容易で、仕上げのバリエーションが豊富なことです。耐久性もあるため、長持ちする外壁材として人気があります。


-漆喰

漆喰は、石灰をベースにスサや消石灰、ノリを混ぜて作る自然素材です。日本の伝統的な建築によく使われ、その特徴の一つは高い耐久性です。空気中の二酸化炭素を吸収して硬化する性質があり、適切なメンテナンスを行えば100年以上も持つと言われています。また、漆喰の白い色は清潔感があり、どんな内装にも合わせやすいです。


-珪藻土

珪藻土は、植物性プランクトンの死骸が堆積してできた土であり、小さな穴が無数に空いています。そのため、調湿性や耐火性に優れています。日本では古くから使われてきた素材で、固化剤を加えて使用します。見た目の美しさと機能性から、近年また注目されています。

これらの壁材それぞれの特性を理解し、自分の店舗に最適なものを選ぶことで、理想の内装を実現することができます。


■ 成功する左官仕上げのポイント

店舗の内装を左官仕上げにする際、成功の鍵となるのは事前の計画と職人とのコミュニケーションです。以下に、具体的なポイントを紹介します。

・事前の打ち合わせ

-デザインの細かいリクエスト方法

左官仕上げは職人の技術と感性が直に仕上がりに反映されるため、事前の打ち合わせが非常に重要です。デザインのイメージが具体的に固まっている場合は、写真やサンプルを用意して職人と共有しましょう。どのような雰囲気を目指しているのか、カラーやテクスチャーの細部まで伝えることで、イメージ通りの仕上がりを期待できます。


また、打ち合わせ時に気になる点や不明瞭な点があれば、その場で確認しておくことも大切です。一度施工が始まると変更が難しいため、納得のいくまで話し合いましょう。必要に応じて、実際に試し塗りを行うこともおすすめです。これにより、最終的な仕上がりがよりイメージしやすくなります。


・職人とのコミュニケーション

-職人の選び方と信頼関係の構築

良い職人を選ぶためには、過去の実績や口コミを参考にすることが有効です。左官仕上げは技術の差が結果に直結するため、信頼できる職人を見つけることが大切です。信頼できる職人であれば、施工中でもアドバイスを受けながら進めることができ、安心感が増します。


また、職人とのコミュニケーションをきちんと取ることが、理想の仕上がりを実現するためのポイントです。施工中に気になる点が出てきた場合や、微調整が必要な場合など、すぐに相談できる関係性を築いておきましょう。施工が終わったら感謝の気持ちを伝えることで、今後のメンテナンスや他の店舗の施工時にも良い関係を維持できるでしょう。


■まとめ

左官仕上げは、その美しさと機能性から新たに店舗を開設する際の内装選びとして非常に魅力的です。伝統的な手法にも関わらず、モダンなデザインにもマッチする柔軟性があります。

多彩なデザイン性により、他にはない独自の雰囲気を演出できる点が大きな魅力です。また、吸放湿性に優れた珪藻土や漆喰を使用することで、室内環境の快適さもアップします。特にシックハウス対策や防火性、吸音性といった機能面でも優れた性能を持つ点は、店舗運営にとって大きなメリットとなるでしょう。


成功する左官仕上げのためには、事前の打ち合わせや信頼できる職人選びが重要です。具体的なデザインのイメージや要望をしっかりと伝えることで、理想の仕上がりに近づけることができます。


あなたの店舗に左官仕上げを取り入れることで、他の店舗とは一味違った魅力的な空間を作り出せるはずです。店舗の内装を考える際には、ぜひ左官仕上げを検討してみてください。その魅力と機能性が、あなたのお店に新たな価値をもたらすきっかけとなるでしょう。


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有限会社マツモト工業: 市民の生活を支える技術と信頼の50年

-50年以上に渡る確かな技術

有限会社マツモト工業は、福島県郡山市を拠点に、管工事や左官工事を中心とした多岐にわたる施工サービスを提供しています。創業から50年以上に渡り、地域の皆様に支えられながら、常に最高の品質と信頼を追求してきました。


-企業理念: 2本の柱でお客様へ「安心」を提供

当社の企業理念は、「左官」と「設備」の二本柱でお客様に安心を提供することです。元々は左官工事を専門としていましたが、代表の松本英司が引き継いだ際に、設備工事も手掛けることで、お客様の多様なニーズに応える体制を整えました。


-幅広い施工内容

当社では、以下のような幅広い施工内容に対応しています。

左官工事

自然素材を用いた珪藻塗りや漆喰塗り、モルタル塗り、ジョリパット、聚楽壁など、オンリーワンの仕上がりを実現。新築や改修にも対応し、美しい内装を提供します。

空調工事

新設工事、入替工事、空調配管設備工事などを手掛けています。省エネ設備の導入も提案し、快適な室内環境を提供します。

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福島県郡山市を中心に、給排水設備の新設工事や屋外給排水工事、衛生設備工事、修理・メンテナンスに対応。地域密着型の迅速な対応が特徴です。

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50年を超える経験と技術を持つ職人たちが、一つひとつの施工に対して細部までこだわり、丁寧に作業を行います。特に配管や塗り壁といった見えない部分だからこそ、確かな技術と真摯な姿勢でお客様の期待に応えます。


-地域密着のスピード対応

有限会社マツモト工業では、郡山市を中心とした地域密着型のスピード対応を強みとしています。「水が漏れる」「水が出ない」などの急なトラブルにも迅速に対応し、法人様の営業時間に支障を来さないよう心掛けています。


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TEL: 024-922-4215

FAX: 024-924-7141

MAIL: info@matsumoto-kougyou.jp


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